配色布を土台布に縫いつけ、裏からくり抜いて作る「くり抜きの技法」。もともとはポジャギの修繕に使われる技法でした。土台の中から浮かび上がるシンプルな造形。ちょっとした工夫で様々なデザインへアレンジーができるのも魅力の一つです。

配色布にはつまみ縫いをあしらいます。もともとポジャギのつまみ縫いは、つまんで縫った針目が見える側を表面にしますが、この作品は、逆に針目を裏面にします。その理由は通常より深めにつまんでいるから。結果くっきりとした線が描かけます。

開け放したドアや窓に、そっと掛けたいポジャギののれん。光に透かすいっそう美しく、夏の室内を涼しげに彩ります。棒通しを工夫しているので、テーブルランナーとしても使えます。おそろいのティーマットもどうぞ。

2009年8月「NHKおしゃれ工房」（麻素材で楽しむ夏のソーイング編）で扱った教材です。テキストのお持ちの方はぜひご参考ください。


*サイズ：幅32〜32.5×丈145（1枚）2枚組のセットです
*キット内容：土台用生成りモシ・配色用モシ5色・制作レシピ
*縫い糸は含まれていません。
*使用した糸：本縫い縫い糸17（花あさぎ）
*つまみ縫いには同色系のステッチ糸を使っています。ステッチ糸9（紺）12（コバルトブルー）14（セージグリーン）17（花あさぎ）18（ゴールド）